植田和男：日本銀行は現在、中立金利の水準を比較的広い範囲でしか推定できない

金色財経の報道によると、日本銀行の植田和男総裁は、現時点では中立金利水準を比較的広い範囲でしか推計できないと述べました。市場では日銀が今月再度利上げを行い、金利をさらに中立水準に近づけるとの見方が広がっています。「中立金利については、残念ながら現在のところかなり広い範囲でしか推計できません」と植田総裁は木曜日の国会で述べました。「その正確な水準は分かりませんが、名目金利が最終的にどれだけ上がるのか、どの程度が適切なのかは、この点にかかっています。ここには一定の不確実性があることを強調したいと思います。」植田総裁はさらに、日銀が中立金利の推計範囲を狭める努力をしており、もし成功すれば公表する方針だと付け加えました。日銀が以前発表した調査報告によれば、中立金利は概ね1%から2.5%の間にあるとしています。