今週はインド市場を注視している人にとって、かなり盛りだくさんの内容になりそうです。2つの大きなカタリストが控えていて、市場を動かす可能性があります。まず、米連邦準備制度理事会（FRB）の金利発表が間もなく行われますが、これは新興市場全体に波及効果をもたらすことで知られています。次に、米印間の貿易対話にも動きがあります。どちらのイベントもルピーのボラティリティや資本フローに大きな影響を及ぼします。もしFRBが金利を据え置く、またはハト派的な次の一手を示唆した場合、リスク資産には一定の安心感がもたらされるかもしれません。一方で、貿易協議で何らかの進展(もしくは摩擦)があれば、インドの輸出見通しに対する市場のセンチメントが変わる可能性があります。今後数日間、これらの動きに注目しておく価値があります。