多くの人が「BTCはこれからも暴騰し続ける」と確信しており、その理由はただ一つ：「FRB（米連邦準備制度）が利下げをするから。利下げサイクルでどうして下がることがあるのか？」というものです。

しかし、あなたはこんな疑問を持ったことはありませんか——

2023年から2025年のこの3年間、ビットコインは金融引き締めと利上げの環境下で、1.6万ドルから11万ドルまで一気に上昇しました。普通のロジックなら、これは下がるはずではありませんか？

もし利上げで上がり、利下げでも上がるのなら、この2つの政策は一体何のシグナルなのでしょうか？率直に言えば、マクロ政策は舞台の背景のようなものであって、ストーリーの進行そのものではありません。

市場が本当に気にしているのは、FRBが会合を開くかどうかや、利下げをするかどうかではなく、3つのことです：流動性がいつ緩むのか、資金の期待がいつ転換するのか、大口資金がいつ市場に参入してバトンを受け取る気になるのか。

ですから、「利上げ＝悪材料」「利下げ＝好材料」という単純で乱暴な結論は、暗号資産のように資金が極めて敏感な市場では全く成り立ちません。

相場が上がるかどうかの核心は、あるニュースではなく、資金が出口を必要としていて、ビットコインがたまたまその最も扱いやすい対象であるということです。

これが、同じ利上げサイクルでも史上最高値を記録できた理由です。逆に言えば、利下げサイクルでビットコインが弱気相場になることもあり得ない話ではありません。