- アルトコインの最新情報：イーサリアムとXRPの上昇は限定的

イーサリアムは、金曜日執筆時点で短期サポート水準である3,100米ドルを上回って取引されています。今週は下降トレンドラインの突破に失敗し、イーサリアムは下落リスクが高まっています。

日足チャートでは、相対力指数（(RSI)）がややミッドラインを下回っており、弱気トレンドを示唆しています。また、イーサリアムは50日指数移動平均線3,350米ドル、200日指数移動平均線3,471米ドル、100日指数移動平均線3,550米ドルを下回って推移しており、リバウンドの可能性が限定されています。

それでも、MACDは平均線に向かって上昇しており、11月25日以降買いシグナルを維持しています。ヒストグラムのグリーンバーは平均線を上回って拡大しており、上昇モメンタムの増加を示唆しています。下降トレンドラインをブレイクすれば、4,000米ドル水準への上昇シナリオが強化されます。

ETH/USDT 日足チャート

一方、リップル（XRP）は執筆時点で2.06米ドル付近で取引されており、50日・100日・200日指数移動平均線を下回って推移していることから、弱気傾向の継続が示されています。50日指数移動平均線（2.30米ドル）がリバウンドの目安となり、短期的なトレンドの強さを保っています。日足チャートではMACDがプラス圏で推移しつつもシグナルライン付近を推移、ヒストグラムの縮小がモメンタムの減退を示しています。
相対力指数（(RSI)）は42で(中立から弱気)となっており、買い圧力の限定を示唆。平均移動線を上回れない限り、同ペアは引き続き圧力下に置かれます。

XRP/USD 日足チャート

XRP価格の中期的な見通しも依然として圧力下にあり、100日指数移動平均線（2.46米ドル）および200日指数移動平均線（2.49米ドル）が上値抵抗帯となり、上昇幅を限定しています。一方、SuperTrendは2.40米ドルに即時のレジスタンスを示しています。同レベルをブレイクすれば2.46～2.49米ドルレンジが視野に入り、突破できない場合XRP/USDペアはさらなるレンジ推移に留まる可能性があります。