【Bitpush毎日ニュースセレクション】米国財務省の債務が30兆ドルの大台を突破、2018年の2倍に；Polymarketが内部マーケットメイキングチームの構築に向けて新規スタッフを募集；米CFTC代理委員長：現物暗号通貨は現在CFTC登録取引所で取引可能

ビトゥ小編が毎日厳選するWeb3ニュース：

【米国財務省の債務が30兆ドルの大台を突破、2018年から倍増】

ビトゥの報道によると、米国財務省が発行する主権債務の総額が初めて30兆ドルを突破し、2018年以降で2倍以上に増加しました。木曜日に発表されたデータによると、11月時点で米国政府の未償還の短期国債（Treasury bills）、中期国債（notes）、長期国債（bonds）の総額は30.2兆ドルに達しました。この30.2兆ドルの債務は米国連邦総債務の主要な構成部分です。11月時点で米国の国家総債務は38.4兆ドルに上り、これには社会保障信託基金や貯蓄債券保有者などへの債務も含まれています。

証券業・金融市場協会のデータによると、2020年に米国はこれら3種の国債の発行で4.3兆ドルを調達し、その年の財政赤字は3兆ドルを超えました。赤字はその後縮小し（2025会計年度には約1.78兆ドルへ）、しかし債務の利払いだけでも1.2兆ドルに達しています。シティグループの金利ストラテジスト、ジェイソン・ウィリアムズ氏は「最大の課題は利払いです。関税収入が3,000～4,000億ドルに達しても、既存債務の利息支払いには到底及びません。私たちは流砂に陥っているようなもので、関税は沈む速度を少し遅くするだけで、結局沈んでいきます」と指摘しています。

【Polymarketが新規社員を募集しインターナル・マーケットメイクチームを編成】

ビトゥの報道によると、Polymarketは新たなチームメンバーを募集し、社内にマーケットメイクチームを編成する予定です。このチームは同社の取引プラットフォーム上で顧客との取引を行う可能性があります。このような機能は、主要な競合他社が批判を受ける原因にもなっていました。関係筋によると、同社は最近、スポーツベッティングのトレーダーを含む複数のトレーダーと面談し、この新部門への参加を打診しています。Polymarketはコメントを拒否しました。

一方、Kalshiは「Kalshi Trading」という部門を運営しており、取引プラットフォームで価格を提示し、実際に顧客取引の一部で対抗ポジションを取っています。Kalshiの幹部は同部門は流動性向上と顧客体験の改善を目的としていると述べていますが、批判者はマーケットメイクの取り組みが顧客と利益相反になるとし、従来型のスポーツブックに見えると指摘しています。先月提出された集団訴訟の提案書では、Kalshi Tradingが設定したオッズは顧客に不利であるとしています。

【米CFTC代理委員長：現物暗号資産がCFTC登録取引所で取引可能に】

ビトゥの報道によると、米商品先物取引委員会（CFTC）代理委員長のキャロライン・D・ファム氏は本日、上場現物暗号資産商品がCFTC登録の先物取引所の米国連邦規制市場で初めて取引開始となると発表しました。本日の発表は大統領デジタル資産市場ワーキンググループの提言に従ったもので、CFTC「クリプトスプリント」計画における利害関係者の見解や米証券取引委員会との協力成果も反映されています。

「クリプトスプリント」計画では、大統領デジタル資産市場ワーキンググループ報告書でCFTCに関連するすべての提言について公開コンサルテーションが開始されています。その他の施策には、デリバティブ市場でのトークン化担保（ステーブルコイン含む）の利用、CFTCの担保・証拠金・清算・決済・報告・記録保存規則の技術的改正によるブロックチェーン技術や市場インフラ（トークン化技術含む）の導入が含まれます。

【アナリスト：ビットコインは年末までに9.5万ドルを再び割り込む可能性、アルトコインが恩恵を受けるか】

ビトゥの報道によると、トレーディング会社Wincentの上級ディレクター、ポール・ハワード氏はレポートで、ビットコインは一時調整があったものの、今週初めに8.5万ドル付近で形成されたサポート水準を維持しており、年末にかけて流動性が薄まる中、市場はレンジ相場に入っている可能性があると指摘。ビットコインは年末までに9.5万ドルを再度下回る可能性があり、アルトコインがその恩恵を受けるかもしれないと述べました。

ハワード氏は「大きなマクロ経済ニュースがなければ、今月残りの期間、BTCは8.5万ドル～9.5万ドルの間で推移を続け、アルトコインが一部で超過収益を上げる可能性がある。これらは通常、流動性が低くボラティリティが高い環境で好調なパフォーマンスを示す」とコメントしています。

【SoFiが株式発行による15億ドルの資金調達を計画、より多くの製品ライン拡充へ】

ビトゥの報道によると、フィンテック企業SoFi Technologiesは新株発行による15億ドルの資金調達を目指しており、ローンビジネス以外での製品ライン拡充を計画しています。

声明によれば、同社はゴールドマン・サックスと協力して今回の株式発行を進めています。関係者によると、発行価格は1株あたり27.50～28.50ドルで、木曜の終値29.60ドルから最大で約7.1%のディスカウントとなります。

【Coinbaseが支援するイーサリアムL2 BaseがSolana資産ブリッジをローンチ】

ビトゥの報道によると、CoinbaseがインキュベートしたイーサリアムLayer2ネットワークBaseが、クロスチェーンブリッジサービスの正式ローンチを発表しました。これにより、Solanaエコシステムのネイティブ資産のサポートが開始され、Base上の資産もSolanaへブリッジ可能となります。このクロスチェーンインフラはChainlinkのクロスチェーン・インタラプラビリティ・プロトコル（CCIP）によって提供され、2つのエコシステム間の安全な相互運用を実現することを目的としています。