俺のハードウォレット奮闘記：SafePal S1編

暗号資産を始めたばかりの頃、正直セキュリティなんてどうでもよかった。だが、友達がハッキングされたという話を聞いて、俺も慌ててハードウェアウォレットを探し始めた。結局選んだのはSafePal S1。「初心者向け」って謳い文句に釣られたんだよね...実際手に取ってみると、これが思ったより複雑でさ。

コールドウォレットって何よ？

簡単に言うと、インターネットから切り離された金庫みたいなもの。オフライン環境で暗号資産を保管できる物理デバイスだ。最初はこんな小さな機械に大金を預けるのが不安で仕方なかった。

セットアップは意外と面倒くさかった。まずUSBでパソコンに繋いで、PINコード設定。「簡単な数字にしようかな」と思ったけど、泥棒に盗まれたら終わりだからちゃんとした番号にした。

それから24語のリカバリーフレーズというのが出てきて...マジで？こんな長いの全部書き写せって？でも、これを紛失したら資産も永久に消えるらしいから、仕方なく書き写して金庫に保管した。

実際の使い方

ウォレットアドレスを取得したら、取引所から資金を移動させた。正直、送金するときは冷や汗かきまくり。「間違ったアドレスに送っちゃったらどうしよう」とか考えながら何度も確認した。でも、無事に着金したときの安心感はすごかった。

送金するときもドキドキする。SafePalでは送りたい相手のアドレスを入れて、金額指定して、そしてPINか指紋で認証するだけ。簡単なはずなのに、毎回緊張するんだよね。一回間違えると取り返しがつかないし。

安全機能あるけど...油断できない

このデバイス、一応セキュリティはしっかりしてる。パスワード保護に二要素認証、それに15回間違えるとデータ全消去する自己破壊機能までついてる。過剰じゃないかと思うけど、考えてみれば俺の全財産がここに入ってるわけだし、守りは固いほうがいい。

でも正直、時々面倒くさいと感じる。スマホですぐ取引できる時代に、わざわざデバイス取り出して認証するのはめんどい。けど、セキュリティとは結局そういうものなんだろうな。便利さと安全性はトレードオフだ。

大手取引所のホットウォレットを使い続ける友人もいるが、俺はもう自分の資産は自分で管理したい。「Not your keys, not your coins」って言葉があるじゃないか。これまでの暗号資産界の事件を見てると、他人に全て預けるのはリスクが高すぎる。

SafePal S1を使い始めて半年。まだ完璧に使いこなせてるとは言えないけど、少なくとも俺の大事な暗号資産が安全に眠ってるという安心感はでかい。初心者にはちょっとハードルが高いかもしれないが、長い目で見れば絶対に価値がある投資だと思う。