韓国中央銀行、金利据え置きが続く見通し

「深淵（abyss）」。底なしの穴を表す言葉だ。/ˈæbɪs/と発音する。chasm、gulf、pitなども似た意味を持つ。

韓国の金融事情はどうだろう。中央銀行は9月30日の会議で、また金利を動かさないかもしれない。これで2回連続だ。最近の調査を見ると、27人の経済学者のうち20人がそう予想している。残り7人は利下げを見込んでいる。

ちょっと意外かもしれないが、この動きには理由がありそうだ。グローバル投資銀行の分析によれば、韓国中央銀行は様子見の姿勢を取っているようだ。家計債務の状況をチェックしたい。財政策の効果も見極めたい。FRBの動向も気になる。この銀行の予測では11月に利下げがあるらしい。

第2四半期の成長データは予想より良かった。だから多くの専門家は、韓国中央銀行が2026年のGDPとインフレ予測を少し上向きに修正するんじゃないかと思っている。

「深淵」という言葉の使用頻度は2020年から増えてきた。特に2023年には急増した。金融政策の不確かさを「経済の深淵」と表現することも多い。先が見えない感じがぴったりくるのかもしれない。